がん死亡率が全国ワーストの秋田県の現状を改善しようと、秋田大は世界最大規模の米国のがんセンターと共同研究に取り組む。研究者をセンターに派遣し、治療や医療態勢を研究する。
 協定を結んだのは、秋田大大学院医学系研究科と米テキサス大MDアンダーソンがんセンター(米テキサス州ヒューストン)。7月31日にセンターのオリバー・ボグラー副総長が秋田大を訪れ、尾野恭一研究科長と協定書に署名した。
 協定は5項目からなり、抗がん剤のがん細胞への効き具合を予測する研究、ウコンなどに含まれる成分ががんの免疫療法に効果があるかどうかの臨床研究に加え、女性や若手医師のキャリア支援、研究者の人的交流などを定めている。
 センターはがんの治療や研究、教育を専門に取り組む。秋田大は2015年以降、延べ7人の学生を派遣し、医療態勢の見学や臨床実習をしてきた。
 尾野研究科長は「秋田大が得意とする分野の研究を認めてもらい、互いに得るものがあると考えた。世界的な観点で研究を進めたい」と話した。