ゲームソフト「桃太郎電鉄」の作者さくまあきらさん(65)が4日、岩手県庁を訪れ、ふるさと納税を活用し、東日本大震災で被災した第三セクター三陸鉄道の支援金2000万円を寄付した。
 達増拓也知事に目録を手渡したさくまさんは「ゲームに取り入れさせてもらった恩返しをしたかった。復興の象徴である三陸鉄道と地域のため活用してほしい」と話した。
 三陸鉄道の中村一郎社長は「大事な節目を迎える時期に、多額の寄付をいただくことができた。有効に活用したい」と感謝した。
 さくまさんは震災後、被災地を何度も訪問し、昨年12月に震災復興をテーマにした桃太郎電鉄の新作「2017 たちあがれ日本!!」を発売。ゲームには三陸鉄道の久慈駅などが登場する。
 県はふるさと納税による寄付金の使途に三陸鉄道の支援を加えている。10万円以上を寄付するとオーナー証が贈られるが、さくまさんは高額のため名誉オーナーに認定された。
 三陸鉄道は2014年4月に全線再開。19年3月にはJR山田線の宮古-釜石間の運営を引き継ぎ、久慈市から大船渡市を結ぶ鉄道になる見通し。