南東北インターハイ第8日は4日、福島市の福島明成高などで8競技が行われ、重量挙げ69キロ級の佐藤康太郎(宮城農)がトータル269キロで優勝した。弓道の女子団体は新屋(秋田)が3位決定戦で敗れ4位、男子団体は一関工(岩手)が6位、大館桂桜(秋田)は8位だった。

◎2年生チーム「緊張」に屈す

 弓道女子団体の新屋が4位に入った。全員が2年生のチームにとっては「十分な結果」(小玉監督)だが、20射10中に終わった準決勝の完敗に選手たちは悔し涙を流した。
 プレッシャーに負けた。1順目、相手が的中する度、応援席から「よし」という掛け声が会場に響く。気にしないよう努めても、いや応なしに耳に入る。最初に射る大前の佐藤麻主将は「体が震えて力が入らなかった」。緊張に包まれたチームは1順目は1中、2順目は2中に終わり、早々に勝負は付いた。
 佐藤麻主将は右肩と左肘を痛めていた。弓の引きは甘く、矢を放つ離れの瞬間に弓を持つ左手の押し込みも足りない。矢の軌道がぶれ、狙いが定まらなかった。1射目を外し、「100パーセントの力を出し切れなかった」と悔やんだ。
 小玉監督の勝負手も通じなかった。1、2回戦で控えの遠藤が試合前の練習で好調とみるや、2番手で起用。準々決勝は4射3中と当たったが、準決勝は1中止まり。遠藤は「準々決勝の的中で油断があった。できることならもう一回やり直したい」と目を潤ませた。
 メンバーには来年がある。「どれだけ緊張しても的に当てられるチームになる」と佐藤麻主将。次こそは頂点に立ってうれし涙を流す。(佐藤夏樹)

<大館桂桜、1順目が勝負分ける>
 大館桂桜は準々決勝で1順目に流れをつくれず敗退。全5射を当てた相手に対し的中は2射。2回戦まで全3試合で皆中だった2番手木村も外し、「今まで緊張しなかったが、準々決勝は緊張してしまった」と悔しがった。
 エースを1番手の大前や最後の落(おち)に置くチームが多い中、外川監督は大前が外した時に悪い流れを止める役割として、2番手に信頼を寄せる選手を起用する。2回戦までは完璧な内容で期待に応えた木村が、この日の1射目だけ力んだ。重心がずれ、矢が的の上に抜けた。
 14中は準決勝に進んでもおかしくない記録。外川監督は「もう少し上にいく力はあったが、さすがに(相手の)18中にはかなわない。選手たちは立派だった」とねぎらった。