山形県鶴岡市の農事組合法人「大泉フェローズ」が、特産のだだちゃ豆の魅力を発信しようと、収穫を楽しめる体験農場を開設した。
 大泉フェローズは大泉地区の農家81人で構成し、約240ヘクタールで水稲と大豆を栽培する。今年は農地78アールを整備し、だだちゃ豆の収穫体験の受け入れを7月29日に始めた。
 今月4日は、仙台圏から15人がバスツアーで訪れた。鶴岡市農協の職員から品種の説明を受けた後、1人当たり10株を収穫。枝や葉を払った枝豆を袋詰めして、持ち帰った。
 6日には地元小学生向けのイベントを行うほか、11日と20日の午前8時からは1000円で1人10株収穫できる一般向けイベントを開く。来年以降はツアー企画も検討している。
 だだちゃ豆の収穫体験は農協などが単発のイベントとしては行ってきたが、収穫期が7月下旬~8月に集中し、人手の確保も難しいため専用農場はなかった。
 松浦敏代表理事(70)は「枝豆の産地間競争を勝ち抜くには、消費者への情報発信が欠かせない。鶴岡の食文化が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に認められたことを追い風に、だだちゃ豆のブランドを守っていきたい」と話している。
 イベント以外の体験受け入れは10人以上の団体が対象で、要相談。連絡先は鶴岡市農協農業支援室070(6955)2101=平日の日中のみ=。