国土地理院に登録された蔵王山の呼び名「ざおうざん」の「ざおうさん」への変更を目指す山形市の佐藤孝弘市長は7日、宮城県側の関係4市町へ協力要請を始めた。初日は白石市と七ケ宿町を訪ね、出迎えた両首長はそれぞれ支援する意向を示した。
 佐藤市長は白石市役所で「山形市民は昔から『ざおうさん』と呼び、小学校の校歌にも出てくる。関係市町で実際に使われている呼び名にしたい」と述べ、隣接する上山市も加えた「環蔵王」の3市3町による名称変更の共同申請を呼び掛けた。
 山田裕一市長は「市民には蔵王連峰や蔵王が定着し、蔵王山に違和感がある。山形市の皆さんが『ざおうさん』に親しみ、愛着があるなら構わない。市の活動を応援したい」と応じた。
 七ケ宿町役場では小関幸一町長が「蔵王山という呼び名には、なじみがない。変更したいのであれば特に異議はなく、協力していきたい」と述べた。
 佐藤市長は8日に蔵王町と川崎町を訪ねる予定。
 蔵王山は山形、宮城両県にまたがる熊野岳、刈田岳、地蔵岳などからなる山並みの総称。山形市議会は6月定例会で、蔵王山の呼び名表記を「ざおうさん」に変更するよう求める意見書を賛成多数で可決した。