第13日は9日、福島市のあづま総合体育館などで4競技が行われ、ハンドボール女子の不来方(岩手)は準決勝で佼成学園女(東京)に1点差で敗れ、決勝進出はならなかった。ボクシングのミドル級準決勝では菊地永司(岩手・盛岡南)が僅差の判定で惜敗した。

 ▽ミドル級準決勝

近藤(新潟・開志学園)/判 定/菊地(岩手・盛岡南)

◎実力者に攻め通じず「もう一発が出ていれば…」

 決勝の舞台は遠かった。ボクシングのミドル級準決勝で菊地は近藤(新潟・開志学園)に小差の判定負け。表彰台入りの3位にも「『もう一発が出ていれば』と思うと悔しい」と残念がった。
 攻め切れなかった。独特のリズムで前後左右に動いて得意の左ストレートで仕留めに掛かったが、落ち着いてパンチをかわした相手を崩せない。第2ラウンドには隙を突かれて顔面にカウンターを浴びた。最終の第3ラウンド。「きっと負けている。倒すしかない」と挑んだが、必死の反撃もかわされた。
 近藤は春の全国選抜大会の覇者。準々決勝まで機能した攻めも実力者の厚い壁は崩せなかった。「動きはすぐ読まれてしまう。もっとフェイントを交えた攻撃を取り入れるべきだった」と悔やむ。
 高校進学を機に「個人競技の方が自分の力が発揮できる」とサッカーから転向。同郷で5月に国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王座から陥落した八重樫東(岩手・黒沢尻工高-拓大出)を「打ち負けない姿勢にあこがれる」と、全力のシャドーボクシングなどで攻撃力を磨いた。
 最後のインターハイで頂点に立つ夢は果たせなかった。「国体こそは優勝を」と次の目標を見据える。王座に上り詰めるため、さらに攻めに磨きをかけて挑む。(伊藤卓哉)