養殖コイ生産量日本一の福島県郡山市は、地元消費の拡大を図る「鯉(こい)食キャンペーン」を実施中だ。市内の飲食店28店が、洗いやうま煮など定番のほか、イタリアンや中華など多彩なオリジナル料理を提供する。
 キャンペーンは、今年2~3月に続いて2回目。フライや甘酢あんかけ、けんちんうどんなどがメニューに加わった。参加は15店増え、料亭やホテル、居酒屋などでも楽しめる。
 市は2015年4月、園芸畜産振興課に「鯉係」を設置。商品開発や販路拡大を目指す「鯉に恋する郡山プロジェクト」を展開している。
 市によると、10年度に930トンだった市内の生産量は東京電力福島第1原発事故後に落ち込んだものの、16年度は850トンまで戻った。ただ価格は回復していないという。
 鯉係の小松尊子さんは「特産品として認知度は向上した。郷土料理として根付かせるとともに、お土産になるような加工品開発にも力を入れたい」と話す。
 キャンペーンは9月2日まで。連絡先は市園芸畜産振興課024(924)3761。