石垣の改修作業が行われている弘前城(青森県弘前市)で11日、石垣の構造などを学んでもらおうと「石積み石吊(つ)り体験」(市など主催)があり、市民ら約100人が参加した。
 本丸周辺に設けられた体験場には、「神楽桟(かぐらさん)」と呼ばれる石つり装置が設置された。江戸時代の作業現場の再現で、参加者は8グループに分かれて順番に体験。神楽桟に付けられた十字型の取っ手を回し、ロープにつるされた石をつり上げた。
 参加者はその後、発泡スチロールで作られた、大きさの異なる3種類のレプリカの石で石積みを体験。担当者に石の名称や役割を教わりながら、3段分の石垣を作った。
 母親と一緒に参加した弘前市の小学3年山本啓太郎君(8)は「神楽桟を回したり、石を積んだりできて楽しかった。夏休みのよい思い出になった」と笑顔だった。