◎宮城県築館高1年 星日菜(はるな)さん(15)=栗原市


 私には、脳に重い障害がある中学2年の弟がいます。歩くこと、話すこと、食べることもできません。自分では何もできないのですが、かわいい弟です。支援学校に行ったり親戚が集まるなど、周りに人がいてにぎやかだと笑顔になります。
 車いすで外出するときも鼻からチューブを入れているので、奇異な目で見られたこともあります。他の子とは違うけど、私は違和感を持ったことはありません。
 相模原市で知的障害者施設で19人が殺害される事件が起きたり、埼玉県では障害者支援施設の男性利用者が送迎車内に放置され、熱中症で亡くなるなどしています。誰もが等しく一つの命を持つ人間として扱われていないのだと思います。
 人々の障害者に対する見方や考え方が変われば、社会は変わります。障害者は何もできないのではないのです。弟は動けないけれど、家族を笑顔にしてくれます。
 障害者が活躍できる場があれば、偏見や差別はなくなるはずです。そんな社会になってほしいし、ならなくてはいけないと思います。