総合デベロッパー「ヤマガタデザイン」(鶴岡市)は、慶応大先端生命科学研究所などが立地する鶴岡市のバイオサイエンスパークに整備する子育て支援施設「キッズドーム・ソライ」の建設に着手した。来年9月の開業を目指す。
 ソライは緩い斜面に立つ直径約36メートルのドーム状の施設で、鉄筋コンクリート一部木造の地上1階、地下1階。延べ床面積は約2000平方メートル。水田など周囲の風景に溶け込むよう、約1万4400平方メートルの敷地の多くは緑地にする。
 地上部分約1000平方メートルに屋内遊技場を設け、地下には多目的ルームや慶大発のバイオベンチャー「スパイバー」が運営する保育所が入る。
 設計は、ソライに隣接する宿泊滞在施設「スイデンテラス」を手掛けた建築家の坂茂氏が担った。総工費は約12億円で、鶴岡市が1億円を助成した。
 起工式が8月30日にあり、坂氏は「太陽光を取り込み、県産材を使った親しみやすい空間で、子どもたちは冬でも外で遊んでいる感覚になる」と説明した。ヤマガタデザインの山中大介社長は「子どもたちがワクワクしながら何かを学び取り、親子で楽しめる施設にしたい」と話した。
 「ソライ」の名称は、庄内藩校致道館が儒学者荻生徂徠の教えに基づき、個性を伸ばす教育を行ってきたことにちなんだ。