2018年産から本格デビューする山形県産米の新品種「雪若丸」の品質確保に向け山形県は1日、県庁で今年3回目となる栽培研修会を開いた。最高の食味を目指し、適期刈り取りと乾燥調整を徹底する。
 研修会には生産者ら約80人が出席。県の担当者が雪若丸の生育状況はおおむね順調と説明した上で、収穫が遅れるとコメの光沢が低下する傾向があるため、適期を逃さず刈り取り作業をするよう注意を促した。
 出席者は、山形市の農業逸見孝志さん(41)の水田なども視察した。3年続けて雪若丸を生産する逸見さんは「最後まで気を抜かずに高品質なコメを収穫したい」と意気込みを語った。
 県によると、雪若丸の収穫は今月中旬の庄内地方から始まり、10月初旬には県内全域で終える見通し。
 県農林水産部の須藤佐蔵技術戦略監は「17年産はデビュー前の試食用米として重要な役割を担う。最高の品質と食味に仕上げ、結果として特A獲得につなげたい」と話した。
 先行販売となる今年は生産者76人が計35ヘクタールに作付けし、約200トンの収穫が見込まれる。