体に装着して手足の動きを補強する「パワーアシストスーツ」を使ったスイカの収穫作業の実証試験が8月30日、秋田県横手市雄物川町のスイカ畑であった。
 農業従事者らの負担軽減を目指す秋田県の事業で、国内メーカー3社のスーツを使用。地元のスイカ農家の男性4人が、装着した状態と未装着の状態で30分ずつ、1玉8キロ前後のスイカを持ち上げたり軽トラックに載せたりする作業を行い、心拍数を計測した。
 参加した小西勇史さん(33)は「持ち上げる際の負担は8割減り、中腰を維持する作業では疲れを全く感じない」と驚いていた。小西さんは仲間と来年の導入を検討しているという。計測した心拍数のデータは県立大生物資源学部の藤井吉隆准教授(47)の研究室で分析し、スーツの有効性を科学的に検証する。
 県はパワーアシストスーツの農作業への本格導入を2018年度以降に計画している。今年2月に市内で行った除雪作業の実証試験では、被験者6人全員が作業の負担軽減につながると回答。心拍数のデータでも一定の効果が得られた。