秋田県と秋田市が共同で現県民会館(同市千秋明徳町)跡地に整備する新文化施設で、県と市は6日、予定地に隣接する秋田和洋女子高の敷地約3935平方メートルを地権者から買い取る見通しがついたと明らかにした。取得予定価格は1億4650万円。敷地は駐車場用地などとして活用する。
 敷地は高校が、東京の民間が所有する土地を借りて使用している。県と市は土地引き渡しを受ける2020年9月までに抵当権を抹消するよう地権者と書面を交わす。校舎移転についても高校側と補償費などの交渉を進め、土地取得と合わせて年度内の契約締結を目指す。
 県と市は6日、それぞれ県政協議会と市議会総務委員会で敷地買い取りの見通しを説明した。土地取得費の負担割合は県と市で分担する方針。12月に県議会と市議会に基本設計案や全体事業費を提示し、土地取得費や実施設計費などを予算計上する予定だ。
 新文化施設は、県民会館跡地と高校敷地を一体利用して整備を進める。駐車場と施設を直接結ぶほか、2000席の高機能型ホールと800席の舞台芸術型ホールを並べて配置する。
 鉄骨鉄筋コンクリート5階、地下1階の床面積約2万1500平方メートル。大小2ホールに加え、練習室やレストランを備える。駐車場は鉄骨2階の約2480平方メートルで、約250台の駐車スペースを設ける。
 現段階の総事業費は計226億~231億円が見込まれている。