市民オンブズマンいわては8日、岩手県と県内33市町村の「情報公開度」調査結果を発表した。条例の内容や対象機関、議会の情報公開など27項目を100点満点で採点した。トップは一関市の73点、最下位は普代村の3点だった。
 上位は一関市に次いで花巻市(67点)、県と大船渡市(64点)、北上市(63点)の順。下位は普代村のほか、野田村と田野畑村(17点)、岩泉町(21点)などだった。
 条例で情報公開請求権を居住者や通勤している人に限定している自治体が、滝沢、矢巾、大槌など7市町村あった。予算書をホームページ(HP)に公開しているのは、半数の17市町村にとどまった。
 岩泉や田野畑など6町村議会は、本会議の議事録をHPで公開していなかった。議員に政務活動費を支給している県と23市町村のうち、八幡平、奥州など9市町村は収支報告書をHPに掲載していなかった。
 市民オンブズマンいわて会長の井上博夫岩手大名誉教授(財政学)は「東日本大震災で被災した自治体は、復興事業の検証や財政状況を広く公開し、経験を全国に発信する必要がある。そのためにも情報公開度を高める取り組みが不可欠だ」と話した。