南極観測隊を支援している海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」(1万2650トン)が山形県酒田港に寄港し、9日から2日間の日程で艦内の一般公開を始めた。酒田港への寄港は15年ぶり。
 しらせは2009年に就役した2代目。全長138メートル、幅28メートルの艦内で艦橋や格納庫、ヘリコプターの飛行甲板などを公開した。南極から持ち帰った氷の塊を展示し、子どもたちが興味深そうに見詰め、触れていた。
 公開前には港岸壁で歓迎式が開かれた。宮崎好司艦長(47)は20年以上前に初代しらせの艦長を務めた酒田市出身の故・久松武宏氏に触れ「酒田には深いゆかりを感じる。南極観測事業への理解をいただけるとありがたい」と語った。
 しらせは毎年11月~翌年4月に約175人の自衛官が、昭和基地を拠点とする南極観測隊向けの資材や食料を届ける任務に就く。今年は8月下旬から訓練を兼ねて仙台や八戸など国内の港を回っている。9月11日に酒田港を出港し、神戸などを経て横須賀基地へ帰港する予定。