民進党の前原誠司代表は10日、代表就任あいさつのため、会津若松市にある元衆院副議長で元民主党最高顧問の渡部恒三氏(85)の自宅を訪問した。渡部氏は会津地方に伝わる民芸品「起き上がり小法師(こぼし)」を贈り、「俺が生きている間に前原内閣をつくってくれ」と激励した。
 起き上がり小法師は倒れても必ず起き上がる縁起物。渡部氏は民主党国対委員長時代の2006年にも、ライブドア社の粉飾決算事件に絡む「偽メール問題」で苦境に立つ党幹部に贈呈。党代表だった前原氏の小法師だけが起き上がらなかったいわくがある。
 既婚男性との交際報道後の山尾志桜里元政調会長の離党など、厳しい船出となった新執行部。報道陣から小法師を倒すように促された前原氏は「いや、怖いので」と少しちゅうちょ。恐る恐る倒すと、2個の小法師は無事に起き上がり、ホッとした表情を見せた。