福島県相馬市が熊本県高森町に派遣したキッチンカーが11日、約1年5カ月の活動を終えて返却された。昨年4月発生の熊本地震、今夏の九州北部豪雨それぞれの避難所で炊き出しを行ったほか、現地の復興イベントでも活躍。被災地で計1万食以上を提供した。
 相馬市役所前に車両が到着すると、市幹部ら約30人が拍手で出迎えた。立谷秀清市長は「適切な運用に感謝している。復興を心から願っている」と述べ、運転手を務めた高森町総務課の佐藤武文課長らをねぎらった。
 車両は東日本大震災時に市が民間企業から寄贈を受け、昨年4月から熊本に派遣していた。佐藤課長は「熊本は落ち着きを取り戻しつつある。震災6年半という節目に車両を返還できてよかった」と話していた。