タイで秋田牛を扱う輸入業者やレストラン関係者が12日、仙北、横手両市を訪れ、牛の生産現場や食肉加工施設を視察した。秋田県の主催で、秋田牛の輸出拡大につなげる狙いがある。
 レストランのオーナーシェフら8人が参加。仙北市角館町の「秋田仙北夢牧場」では、従業員から牛舎の環境や餌の説明を受けた。視察後、タイのレストラン経営の女性は「秋田牛の評判は良い。宣伝活動に力を入れたい」と話した。
 県畜産振興課によると、秋田牛のタイへの輸出は2016年2月から本格化し、今年6月までの累計は約2トンに上る。ステーキ用の需要が高いが、今回の視察や試食会を通じて異なる部位の食べ方を提案した。
 同課の担当者は「多様な部位を輸出できれば、輸出価格が抑えられる。タイは富裕層が増えており、市場の魅力がある」と話した。