東京電力福島第1原発事故で古里が失われたとして、避難者が東電に慰謝料を求めている訴訟で、新たに72人が12日、福島地裁いわき支部に訴えを起こした。原告は計670人になった。
 訴えによると、72人はいずれも原発事故当時、避難指示が出された双葉郡内に居住。精神的苦痛を受けたなどとして、1人当たり2000万円の慰謝料を求めている。
 いわき市で同日あった集会で、福島県富岡町から同市に避難する原告団共同代表の団体職員林修さん(62)は「古里は人生の根幹。先祖代々が伝承してきたものが途絶えた。団結して勝訴したい」と話した。
 一連の訴訟で今回の提訴は第3陣。第1陣は10月11日に結審する予定。