東北地方整備局は13日、東北中央自動車道の福島大笹生(おおざそう)-米沢北インターチェンジ(IC)間の35.6キロが11月4日に開通すると発表した。既に開通している米沢北-南陽高畠IC(8.8キロ)と接続し、山形、福島両市間の約半分が通行可能になる。福島ジャンクションを経て東北自動車道ともつながる。
 福島大笹生-米沢北IC間は2004年度着工。総事業費は約1883億円。通行は無料。
 福島、米沢両市間の移動時間は約1時間から約40分に短縮される。物流の効率化で、米沢市に集積するハイテク産業を中心に技術連携が活性化し、企業誘致に寄与することが期待される。
 両市を結ぶ国道13号の栗子峠は急勾配や急カーブが連続する上、冬期間は降雪量が多く、難所として知られている。今回の開通により、冬場の安全性向上につながるとみられる。
 区間内に整備される栗子トンネルは全長8972メートルで東北最長。14年3月に貫通した。
 吉村美栄子山形県知事は「この区間は県内有数の豪雪地。降雪期前の開通は冬季交通の安全や置賜地方の魅力の一つ、雪についての観光振興にもつながる」とコメントした。
 内堀雅雄福島県知事は「山形県との連携・交流がこれまで以上に拡大し、両県の活性化に大きく貢献する」との談話を発表した。
 東北地方整備局によると、今回の開通は片側1車線となるが、将来は2車線化を計画している。