東北の衆院の定数は小選挙区が2減の23に、比例代表が1減の13になる。小選挙区で定数が1ずつ減った青森、岩手両県で、自民党は再編された選挙区に基づいて候補者調整を終え、臨戦態勢を敷く。野党は共闘を含む一本化の協議、戦略の練り直しを急ピッチで進めている。

◎青森/自民候補者調整進む
 旧2区が南北に分割され、定数は4から3に減った。むつ市や下北郡などは、青森市を中心とする1区に編入される。十和田、三沢両市は八戸市を中心とする旧3区と統合され、2区になった。
 3区は旧4区の大部分と旧1区の五所川原市、北津軽郡で構成する。青森市旧浪岡町は旧4区から1区に組み込まれ、市の分割が解消される。
 選挙区で議席を独占していた自民党は、1区で「コスタリカ方式」を導入する。今回は旧2区選出の江渡聡徳氏(61)が比例代表に回り、旧1区選出の津島淳氏(50)が1区からの立候補を予定している。
 民進党は1区に、出身地の北津軽郡を失った比例代表の現職升田世喜男氏(60)を擁立する。共産党は新人赤平勇人氏(27)の擁立を公表したが、野党候補の一本化に向けた話し合いも進められている。

◎岩手/3区 野党一本化焦点
 選挙区割りを4から3に改定。旧3区から大船渡、遠野、陸前高田、釜石の4市と住田、大槌、山田の3町を2区に、一関市と平泉町を3区に、それぞれ編入する。
 2区は県北部から沿岸部全てに及び、面積で本州最大となる。盛岡市旧玉山区は旧2区から1区に編入され、盛岡市の分割は解消された。
 候補者調整は、野党が3区で候補者を一本化できるかどうかが焦点だ。旧3区選出の民進党の現職黄川田徹氏(63)と、旧4区選出の自由党の現職小沢一郎氏(75)が競合関係にあり、党本部レベルで協議する。
 共産党が旧3区に擁立していた新人菊池幸夫氏(58)が3区にスライドするかどうかは流動的。民進、自由両党の一本化作業を見極めて態度を決めるという。
 自民党の調整は、旧3区の現職橋本英教氏(50)=比例東北=が、比例代表東北ブロックに転出する。