秋田市内の国道13号で2012年12月、交差点を横断中に乗用車にはねられて死亡した中学3年の女子生徒=当時(15)=の母親が、車を運転していた男性に慰謝料など約4500万円を請求した訴訟の判決で、秋田地裁は25日、男性に請求通りの支払いを命じた。
 男性側は秋田県警や検察の捜査結果を基に、走行車線の信号は青で、女子生徒が赤信号を無視して横断歩道を渡ったと主張し、過失相殺を求めていた。
 斉藤顕裁判長は、男性が青信号を確認したとする現場手前の状況を「緩やかなカーブで信号が見えず、青だったとは確認できない」と指摘。女子生徒が赤信号を無視して横断する事情もないとし、男性側の主張を退けた。
 判決によると、女子生徒は12年12月14日午後5時40分ごろ、秋田市仁井田の国道13号の横断歩道を歩行中、男性の車にはねられて死亡した。男性は自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕された。
 秋田区検は13年7月、女子生徒が赤信号で横断歩道を渡っていたとの捜査結果を基に男性を略式起訴し、秋田簡裁は罰金70万円の略式命令を出した。母親は14年12月に提訴した。