秋田県男鹿市の男鹿水族館GAOで今年4月に生まれたゴマフアザラシの雌「きなこ」が29日、新潟市の水族館「マリンピア日本海」に移される。6頭いる展示場が手狭になったことなどから受け入れ先を探していた。28日まで展示される。
 きなこは母親が育児放棄したため、男鹿水族館としては初めて人工授乳などで育て、体長約80センチ、体重約25キロに成長した。好奇心旺盛で、餌やりの時間などには愛くるしい姿で来場者を楽しませてきた。
 マリンピア日本海には雄と雌のゴマフアザラシが6頭いる。うち雄の子どもが2頭いるため、将来的な繁殖を見据えてきなこの受け入れを決めた。
 男鹿水族館広報課の高橋深雪さん(36)は「人工飼育には不安もあったが、健康に育ってくれた。新潟でも多くの人を笑顔にしてほしい」と話した。