山形県白鷹町の最上川河川敷で5月、回転翼を持つ小型航空機のジャイロプレーンが墜落し操縦者が死亡した事故で、運輸安全委員会は28日、原因を「回転翼の軸が異常に傾斜したため、翼が機体後部をたたいて切断した」とする事故調査報告書をまとめた。
 事故は試験飛行の許可を得ておらず、許可申請を前にした地上走行試験中に起きた。安全委は「意図せず浮揚したとしても、直ちに離陸を中止し滑走路に接地すべきだった」と指摘した。
 報告書によると、事故発生は5月3日午前11時20分ごろ。機体は滝沢市の篠木清さん=当時(65)=が操縦し、白鷹町の場外離着陸場の滑走路をフルパワーで走行中に浮き上がった。水平に直線飛行をしていたが、突然、機体前部を下げ、ひっくり返って墜落、炎上した。操縦かんの急激な操作が原因の可能性が考えられるという。