サッカーJ3グルージャ盛岡を運営する「いわてアスリートクラブ」(盛岡市)の本年度決算が黒字を回復する見通しとなったことが2日、分かった。リーグ参加資格を失う3期連続の赤字は回避されそうだ。
 クラブによると、本年度の収入予想は2014年度のJ3参入以来最高の約2億6000万円。15、16の両年度に計上した負債を返済しても500万~800万円は残るという。
 収入増の要因は、今季導入した1口3万円以上の小口スポンサー制度。個人や中小企業から多数申し込みがあり、スポンサー数は350と昨季の約3倍に増えた。1試合当たりの平均入場者数も約1300人と前年を約300人上回った。
 決算見通しは既にJリーグ事務局へ報告しており、24日の理事会で来季のリーグ参戦が承認される。
 クラブは15年度に約2010万円の損失を計上。16年度も経営幹部による横領などで約1億5780万円の損失を出した。
 クラブの宮野聡常務は「今後は行政の力も借りてスタジアム周辺を整備し、より良い観戦環境を提供したい」と語り、さらなる経営基盤の強化を目指す。