山形県内の衆院選1~3区全てで民進系の立候補予定者が希望の党公認候補となったことを受け、社民党県連は3日、山形市内で幹部会議を開き、自主投票で臨むことを決めた。共産党県委員会も「希望の党は自公の補完勢力で、野党共闘の対象外」として対決姿勢を強めた。
 社民党県連の高橋啓介代表は「希望とは改憲や安全保障の考え方が違いすぎる。野党統一候補の支援に向け、準備してきたので残念だ」と肩を落とした。
 共産党県委員会の本間和也委員長は「既定方針通り各区に候補を立てて戦い、有権者の『戦争する国づくりは駄目』という願いに応える」と強調した。
 希望公認で2区から立候補予定の民進系前議員の近藤洋介氏(52)=比例東北=の支持者からは「これまでの安全保障や憲法に関する主張と整合性が取れない部分がある。新党で十分に活躍できるのか」と心配する声も。
 近藤氏は「希望の党に憲法9条についての明確な考え方はない。民進出身者が議席を取ることで、希望の党の新たな政策が作られる」と述べ、理解を求めた。
 同じく公認を受け3区から立候補予定の元議員阿部寿一氏(58)の選対幹部は「保守政治家と胸を張って名乗れることはプラスだろうが、新党にどれほど頼れるのか」と不安を口にした。