東北経済連合会のフォーラムが4日、盛岡市のホテルであり、前岩手県知事で東大公共政策大学院客員教授の増田寛也氏が、超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の誘致による地域活性化について講演した。
 岩手、宮城両県にまたがる北上山地への誘致を目指すILCについて増田氏は、全長を31キロから20キロに短縮することで、1兆円を超す建設費用が4割ほど削減されると説明した。
 さらに、アジア初の大規模国際研究所創設などILC誘致の意義を挙げて「最大の地方創生」と強調。誘致機運を高めるために「科学やスポーツ、文化などさまざまな分野から応援団を募ることも必要だ」と語った。
 海輪誠東経連会長はあいさつで「ILC誘致によって東北地域は世界のイノベーション拠点として発展し、雇用創出や所得水準向上につながる」と述べた。