東京電力福島第1原発事故後も福島県双葉地方で唯一、入院診療を続ける高野病院(広野町)の新院長に河合義人医師(66)が1日付で就任した。事故後も診療を続けた院長が昨年12月に火災で死去、後を担った阿部好正前院長(65)は9月末で辞職した。
 病院によると、河合氏は広島県の医療機関を退職し、着任した。麻酔科の認定医で、地域医療の現場で診療に長年従事。初期診療や認知症サポート、緩和ケアなどに取り組んできたという。
 常勤医は河合新院長と県立医大からの派遣医の計2人、非常勤医は12人となる。
 高野病院は、高野英男院長=当時(81)=が自宅の火災で死去後、常勤医が不在となり一時存続が危ぶまれた。ボランティアの医師や今年2~3月の限定で院長に就いた医師らが支援。4月以降は窮状を知った阿部医師が院長を務めた。