ヤフー基金は、東日本大震災の教訓伝承や防災教育に取り組む被災地の団体の助成に乗り出す。これまでは被災者支援に力点を置いてきたが、震災の風化が進む中で、教訓伝承と防災啓発の活動を初めて助成対象にした。基金事務局は「多くの犠牲とつらい被災経験を無駄にしないためにも、教訓を次代につなぐ取り組みを後押ししたい」と応募を呼び掛けている。
 既に実績がある活動を支援する「展開コース」と、新たに活動を始めたり、規模や範囲を広げたりする団体が対象の「企画コース」がある。助成期間は2018年4月から1年間で、企画コースの場合、再審査で最大3年間継続される。
 助成上限は展開コース500万円、企画コース200万円(最大3年で1200万円)。どちらも被災地の視察学習ツアーや語り部活動、震災遺構・アーカイブを活用した伝承事業などを想定している。
 締め切りは11月19日。同基金のホームページから申し込む。団体規約や活動実績、活動計画書などが必要となる。書類やプレゼンテーション審査で展開コース2団体、企画コース4団体を目安に支援先を決める。
 ヤフー基金は06年設立。東日本大震災では14年度から毎年約2000万円を助成し、草の根の復興活動を支えてきた。
 下記日程で説明会も開く(いずれも午後2時から)。問い合わせ先はkikin-josei-master@mail.yahoo.co.jp
 ▽5日、遠野市「あすもあ遠野」▽6日、仙台市「TKP仙台西口ビジネスセンター」▽11日、郡山市「TKP郡山カンファレンスセンター」