相馬港(相馬市、福島県新地町)で5日、液化天然ガス(LNG)を燃料とする「福島天然ガス発電所」2基の建設が始まった。2020年から首都圏向けに電力供給する。隣接地に整備されるLNG貯蔵タンクとともに相馬地方の新エネルギー拠点の中核となる。
 事業主体は福島ガス発電(東京)。石油資源開発、三井物産などの出資で15年に設立された。
 出力は2基合わせて約120万キロワット。蒸気タービンとガスタービンを組み合わせ、世界最高水準の発電効率を実現する。1号機が20年春、2号機が同年秋の商業運転開始を見込む。
 周辺で石油資源開発が貯蔵タンクを中心とした「相馬LNG基地」を整備中。LNGタンカーの受け入れ、貯蔵、発電といった広範な機能が相馬港に集約されることになる。
 福島ガス発電の石井正一社長は「東日本大震災からの復興のシンボルとして、東京五輪に間に合うよう電力供給したい」と話した。