東京電力福島第1原発事故で発生した福島県内の指定廃棄物を同県富岡町の最終処分場に埋め立てる計画を巡り、自治体や住民、有識者でつくる環境安全委員会の初会合が5日、同処分場であった。
 委員会は、環境省が県や同町、搬入路がある楢葉町と昨年6月に結んだ安全協定に基づき設置。両町の地元行政区長を含む14人で構成し、処分状況や周辺環境を監視して助言する。処分場は昨年、国が民間の処分場を国有化して改修した。
 委員はこの日、埋め立て用の土堰堤(どえんてい)を築いている現場を確認し、地下水や、埋め立て地から発生する浸出水処理水の監視態勢などの説明を聞いた。
 行政区長は監視データの分かりやすい情報発信や住民との密なコミュニケーション、ゲリラ豪雨など災害への十分な対応を求めた。
 処分場では放射性物質濃度が1キログラム当たり8000ベクレル超10万ベクレル以下の指定廃棄物などを処理する。環境省によると、準備工事は今月中に終わる見通し。搬入開始時期は、県や両町と協議して決めるという。