全国知事会で危機管理・防災特別委員長を務める鈴木英敬三重県知事は6日、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)を視察した。溶融燃料(燃料デブリ)取り出しや汚染水処理などについて「地域の理解を得ながら進める大切さを感じた」と述べた。
 福島県富岡町で東電社員から説明を受けた後、バスで原発構内に入り廃炉作業が進む原子炉建屋周辺などを車内から見て回った。汚染水処理に使ったタンクなどの処分方法に関し、同行した社員に「どのようなプロセスで意思決定するのか」と尋ねた。
 鈴木知事は取材に「予想より進んでいるが、決まっていないことも多く、廃炉作業は道半ばだ」と話した。5日には郡山市の県農業総合センターも訪れ「東海地方や西日本では福島の新しい情報が少ない。福島の観光や食の魅力なども発信したい」と語った。
 岩手県であった7月の全国知事会議で内堀雅雄福島県知事が呼び掛けたのを受け、視察した。