帝国データバンク仙台支店がまとめた法的整理による東北の9月の企業倒産集計(負債総額1000万円以上)によると、件数は前年同月比14.8%減の23件だった。前年同月を下回るのは4カ月ぶり。5月以降、昨年の月平均(27.3件)を上回って推移していたが、やや落ち着いた。
 負債総額は28.8%減の33億4500万円。今年1月以降、3月、4月に次いで少ない金額だった。
 県別の倒産状況は表の通り。岩手、秋田は小売業やサービス業の倒産が増え、件数、負債総額ともに増加。ほかの4県はいずれも減少した。
 業種別は小売業8件、卸売業5件、サービス業4件、建設業3件などの順。原因別では販売不振が22件で大半を占めた。形態別でみると、破産が20件、特別清算が3件。
 負債額別は5000万円未満11件、5000万円以上1億円未満4件、1億円以上5億円未満6件などで、1億円未満が全体の約7割を占めた。10億円超の大型倒産はなかった。
 仙台支店の担当者は「小康状態となったが、東日本大震災の復興需要の収束に伴い、幅広い業種で倒産が増えそうだ」と話した。