全3選挙区で自民、希望、共産の3党が激突する。当初、民進の公認・推薦で立候補を予定した3人は、いずれも希望の公認を得た。自民が3議席独占を維持できるか。前回2014年に大接戦となった2、3区で、希望の新党効果がどう表れるかが焦点となる。
 3区は、与野党全面対決の構図となっている鶴岡市長選(8日告示、15日投開票)の結果が、情勢に大きく影響する可能性がある。
 自民は全選挙区に前議員が立つ。前回7495票差で旧民主候補に勝利した2区と、1488票差で無所属候補に辛勝した3区は激戦が予想される。昨年7月の参院選で自主投票だった県農協政治連盟が、全選挙区で自民の推薦を決めるなど好材料も出てきた。
 県連幹部は「自民党政権の政策と成果を訴え、完全勝利を目指す」と全議席の死守を誓う。
 希望は1区に新人、2区に民進系前議員(比例東北)、3区に元議員を擁立。打倒安倍1強体制を前面に掲げ、対決姿勢を強める。
 県全体の総合選対本部長には、無所属の舟山康江参院議員(山形選挙区)を据えた。昨年の参院選で環太平洋連携協定(TPP)反対を訴え、自民新人に圧勝した舟山氏と連動し、農業票や女性票の取り込みを狙う。
 民進、社民、共産3党などが模索した野党共闘は、民進系3人が希望の公認を得たため、一転して白紙となった。2、3区の場合、前回の非自民候補の得票数を合わせると自民の候補を上回るが、目算は通用しなくなった。
 公明は自民前議員3人を推薦。県内で比例8万票獲得を目指す。共産は全選挙区に新人を立て、自民、希望と対決する。
 社民は自主投票の方針を決めた。

◎小選挙区立候補予定者
 【1 区】 (3)
遠藤 利明67 元五輪相   自前(7)(公推)
荒井  寛44 団体役員   希新 
石川  渉43 党県委員   共新 

 【2 区】 (3)
鈴木 憲和35 元農水省職員 自前(2)(公推)
近藤 洋介52 元経産副大臣 希前(5)
岩本 康嗣52 党地区委員長 共新 

 【3 区】 (4)
加藤 鮎子38 元衆議員秘書   自前(1)(公推)
阿部 寿一58 元酒田市長    希元(1)
加藤 太一66 鶴岡市議     共新 
城取 良太40 幸福実現党県代表 諸新