8日、宮城県利府町の県サッカー場で決勝と第3代表決定戦があり、決勝は常盤木学園高(宮城)が仙台大(宮城)を3-1で破り、2年ぶり7度目の優勝を果たした。第3代表決定戦は聖和学園高(宮城)が専大北上高(岩手)を6-0で下した。
 決勝は常盤木学園高がセットプレーから2点を挙げるなどして逆転勝ち。第3代表決定戦は聖和学園高が細かくパスをつないで前半から畳み掛けた。
 常盤木学園高、仙台大、聖和学園高の3チームは28日から始まる全日本女子選手権に出場する。
(東北サッカー協会、河北新報社主催)

◎渋沢が勝ち越し点

 ▽決勝

常盤木学園高(宮城)/3/0-11-0延 長1-01-0/1/仙台大(宮城)
▽得点者【常】滝川、渋沢、沖野く【仙】船木

 【評】常盤木学園高が逆転勝ちした。0-1の後半9分にCKのこぼれ球を滝川が押し込み同点。延長前半12分にCKを渋沢が右足で合わせ勝ち越し、同後半12分には沖野くが追加点を奪った。仙台大は前半26分に船木が先制点を挙げたが、その後は流れをつかめなかった。

◎昨年の雪辱延長戦制す
 常盤木学園高が昨年の準決勝で1-5と完敗した仙台大に延長の末、雪辱した。川北主将は「リベンジを果たせてうれしい」と納得の表情を見せた。
 狙っていたセットプレーからのゴールが勝負どころで決まった。1-1の延長前半12分。グラウンダーの右CKを、相手DFを引き付けていた沖野くがスルー。背後でフリーになった渋沢が右足で軽く合わせ、ゴールに流し込んだ。
 渋沢は「練習通りのプレーができた。いいボールが来たので、後は当てるだけだった」と笑みを見せた。
 チームは前半、ミスから先制されたが、阿部監督は「『やるべきことをやれば大丈夫』と焦りはなかった」と言い切る。川北主将のサイドチェンジから加藤栞や高橋亜が抜け出し、相手ゴールを脅かした。何度も好機をつくるうちにリズムをつかみ、逆転劇につなげた。
 全国大会に向け、課題も見えた。サイド攻撃は機能したが、決定機で得点につなげられない場面があった。川北主将は「最後の崩しのタイミングをもっと磨く。自分たちの持ち味を生かし、全国優勝を狙う」と力を込めた。(佐藤夏樹)