米ユナイテッド航空は29日から3月末までの冬ダイヤの運航計画で、週2往復している仙台-グアム線の一部を欠航することを決めた。北朝鮮によるグアム沖へのミサイル発射計画の影響で、団体旅行などのキャンセルが相次いだためとみられる。

 札幌、名古屋、関西、福岡の各空港発着便も一部を欠航し、全体では計100往復強になる。同社は路線ごとの欠航数などを明らかにしていないが、関係者によると、仙台便は12往復とみられる。予約状況を精査し、団体利用がない便などが対象となる。
 欠航便を既に予約した利用客には、別便の振り替えか払い戻しを実施する。同社は欠航を「急激な需要の変化に対応するため」と説明しており、予約が増えた場合は欠航便数が減る可能性もある。
 JTB東北(仙台市)によると、北朝鮮が8月にミサイル計画を公表後、東北でも修学旅行や社員旅行のキャンセルや目的地変更が相次いだ。
 一方、グアムと同様に北朝鮮情勢の影響を受ける韓国を巡っては、仙台-ソウル線を運航するアシアナ航空が冬ダイヤも毎日運航を継続する。
 同社の搭乗率は5月から約60%にとどまったが、8月は83%に回復した。秋以降も順調に推移すると見込まれたが、最近の情勢緊迫を受け10月は再び70%程度に落ち込むという。同社仙台支店は「日本人旅行者のソウル滞在には全く問題がない。冬場は東北のスキー場目当てのインバウンド(訪日外国人旅行者)需要でカバーしたい」と話した。