8日告示された横手市長選は、ともに無所属で、前市長の五十嵐忠悦氏(70)と、再選を目指す現職の高橋大氏(41)が15日の投開票日に向けて支持を訴えている。両候補の主張などを紹介する。

◎市民の共助組織後押し/五十嵐忠悦氏(70)=無前

 2013年の前回市長選で落選後、全国各地の旧友を訪ね、地方経済の明暗を目の当たりにした。
 好印象だったのは鶴岡、酒田両市。「地元の食材を取り入れた食文化の豊かさや、歴史を生かした地域振興策には可能性があることを再認識した」と語る。
 旧横手市長と、8市町村合併後の新市の市長を通算で5期務めた豊富な経験を誇る。「市政に4年の空白をつくってしまった感がある。前回敗れた責任を果たしたい」という思いから6月に再起を決断した。
 「市民の共助組織への支援や若者の活動を後押しするなど、行政がやれることはまだある」と意気込む。趣味は旅行と、たまに作る料理。好みの辛さのマーボー豆腐で気分転換を図る。

◎素早い政策実現に尽力/高橋大氏(41)=無現

 4年前の市長選は小差で一騎打ちを制し、当時の東北の市長では最年少の37歳で市政のかじ取り役を任された。「スピード感を持って政策実現に力を尽くした」と1期目を振り返る。
 「よこてシティハーフマラソン」を創設。2020年東京五輪・パラリンピックのホストタウンにも登録された。バドミントンのインドネシア代表の五輪事前合宿地選定を目指し、同国との交流を活発化させる。
 市内全域に光通信回線網を整備した実績などをアピール。課題として老朽化した公共施設の統廃合による効率的な運営を挙げる。
 趣味は、ジャンルが多岐にわたる読書。司馬遼太郎の歴史作品をはじめ、政治経済や建築関係の書籍、雑誌に目を通す。