任期満了に伴う知事選は、衆院選と初の同日選(22日投開票)になり、各党支持票の取り込みが焦点になっている。無所属現職で4選を目指す村井嘉浩候補(57)の陣営は、支援を受ける自民党との連動で過去最多得票の目標を掲げる。無所属新人の多々良哲候補(59)=共産推薦=は、野党系のバックアップで批判票の掘り起こしを目指す。
 過去の知事選で得票数のトップ10は表の通り。2013年の前回知事選は投票率が過去2番目に低い36.58%で、全体の投票数は伸び悩んだ。衆院選の投票率は12年が55.24%、14年が49.23%。両陣営とも投票率の上昇を見込み、票の上積みを狙う。
 村井候補の陣営は1993年に本間俊太郎氏が獲得した64万7920票超えを見据える。1日にあった後援会の事務所開きで、幹部が「目標65万票」を明言。自民のベテラン県議も「70万票以上は堅い」ともくろむ。
 再選を果たした2009年知事選では、自民が政権から陥落した直後にもかかわらず、64万7734票を獲得して新人2人を圧倒し、過去最多まで186票差に肉薄した。村井候補は「相手より1票でも上回ればいい」と話し、表向きには慎重な物言いに終始する。
 多々良候補は支持母体「新しい県政をつくる宮城県民の会」を中心に、共産の推薦、社民の支援を受ける。「村井県政の大転換」を旗印に、「無党派層に届くよう政策を訴えれば、十分戦える」と強調する。
 宮城1、2区に立候補した立憲民主党の新人と無所属の元議員も第一声に駆け付けるなどし、連携する。陣営幹部は野党共闘で勝利した7月の仙台市長選などに触れ、「市民団体を核に政党や組合などが支える『宮城スタイル』で支持を広げたい」と意気込む。