仙台国際空港(名取市)と豊田通商(名古屋市)は12日、東北の企業のタイと周辺国への進出を促そうと、現地の経済動向を学ぶセミナーを仙台空港で開いた。両地域間の人とモノの流れを活発にし、定期便就航を目指す事業の一環。
 第一生命経済研究所(東京)の西浜徹主席エコノミストは、タイに進出した日系企業は原材料の現地調達率がアジアで2番目に高いことを紹介。「タイの製造業の裾野の広さと厚さが進出企業にとって魅力になっている」と強調した。
 タイや周辺国などに工場を展開する自動車部品製造エクセディ(大阪)アセアン統括事務所の後藤智詔代表は「当初はストライキや離職者が多かった。文化や習慣を理解し、情報を共有することで一体感をつくることが重要だ」と語った。
 セミナーには自動車関連産業の関係者ら約70人が参加。タイ投資委員会による進出企業への優遇措置や豊田通商現地法人の支援メニューの説明もあった。今後は関心が高い企業を対象に現地視察なども計画する。
 仙台-タイ・バンコクの定期便はタイ国際航空が2013年12月に就航し、14年4月に休止した。