2007年12月に潟上市飯田川下虻川のアルバイト小林柳子さん=当時(55)=が殺害された事件で、殺人罪に問われた秋田市泉南1丁目、無職速水はる被告(66)の裁判員裁判の初公判が31日、秋田地裁で開かれた。速水被告は「私は何もしていない」と述べ、起訴内容を否認した。
 検察側は、小林さんの右手から採取された微物から速水被告と小林さんの混合DNA型が検出されたと指摘。「男女関係のもつれから、小林さんの首を絞めて殺害した」と主張した。
 弁護側は、事件当初に検出されなかった速水被告のDNAが4年後の再鑑定で検出された点を「再鑑定までに付着したとしか考えられない」と強調。動機を交際上のトラブルとした検察側に「犯行に駆り立てる動機ではない」と反論した。
 秋田県警は昨年2月、小林さんの遺体から採取された微物のDNA鑑定などを証拠に、速水被告を殺人容疑で逮捕。秋田地検は翌3月、同罪で起訴した。
 起訴状によると、速水被告は07年12月11日、小林さんの自宅で、小林さんの首をひも状のもので絞めて窒息させたとされる。