国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「創造都市ネットワーク」映画分野への山形市の加盟が決まった1日、地元の関係者は映像文化の発展や地域振興に期待を寄せた。
 「創造都市に加盟されました」。1日午前2時すぎ、文化庁の担当者から市文化振興課に電話が入り、待機していた職員から拍手と歓声が上がった。
 認定の推進力になったのは、海外でも知名度が高い山形国際ドキュメンタリー映画祭。主催するNPO法人の大久保義彦理事長は「支えてくれたボランティアや映画関係者の協力に感謝している。映画祭のさらなる質の向上と来場者の増加を目指したい」と話した。
 「映像は世界共通の言語。他の創造都市と学生を含めた交流を推進していく」と話すのは、映画監督でもある東北芸術工科大の根岸吉太郎学長。行政には「加盟に満足せず、改善点を他の都市から学ぶことが重要だ。ネットワークの1都市として役割を果たすために、担当部署や予算も必要になる」と注文を付けた。
 市は加盟を今後の街のにぎわい創出に生かす考えだ。市中心商店街街づくり協議会の船山隆幸副会長は「映画関係者との連携事業を模索し、商店街の活性化に結び付けたい」と話した。