貸し切りバス・タクシー事業の山交ハイヤー(山形市)が、中型免許しか持っていない運転手に大型バスを運転させていた問題で、県警交通指導課などは1日、無免許運転の疑いで同社の運転手2人を、道交法違反(無免許運転下命)の疑いで運行管理者4人を、道路運送法違反(運転者の制限)などの疑いで、法人としての山交ハイヤーをそれぞれ書類送検した。
 送検容疑は昨年7月7日~今年4月5日、大型2種免許を持っていない30代と40代の男性運転手が50~60代の男性運行管理者4人に命じられ、計6回にわたって大型バスを運転した疑い。
 同課などによると、4月下旬、同社が運転手2人に大型2種免許が必要なバスを運転させていたことが発覚。社内調査で、運行は2013年5月以降、計365回に及んだ。
 外部から問い合わせがあった直後の7月6日、同社は東北運輸局山形運輸支局に「免許の条件違反運転があった」という趣旨の報告をした。
 道交法で定められた条件違反は、マニュアル車をオートマチック車限定免許で運転するといった違反を示す。同課などは、より罰則の重い無免許運転の疑いがあるとみて調べていた。
 1日に山形市内であった記者会見で、伊藤博夫社長は「事案を隠したり矮小(わいしょう)化したりする意図はなかった」と説明した。