東日本大震災で岩手県沿岸部から盛岡市に引っ越した被災者を対象に、夜の神社で無料のヨガ教室が開かれている。盛岡市のパドマヨガ・スクールが主催し、被災者に限らず誰でも参加できる。インストラクターの高橋美香さん(39)は「神聖な空間で心身を癒やし、交友の幅を広げてほしい」と話す。

 教室は来年3月まで9回にわたって盛岡八幡宮の客殿で開かれる。2回目となった6日夜は、被災者3人を含む20~60代の女性12人が参加。あぐらを組んで背筋を伸ばす「安楽座」、両手両足を床に付けてお尻を上げる「ダウンキャット」など基本のポーズを学んだ。
 ヨガは初体験という岩手県山田町出身の女性(62)は「寒くなると体が硬くなるし、誰かと話す場所がほしくて思い切って申し込んだ。体が温まってリラックスできる」と効果を実感する。
 高橋さんは震災直後、釜石市や岩手県大槌町の避難所などでヨガ教室を開いてきた。再び被災者の力になりたいと考えていたところ、盛岡市の市民協働推進事業に選ばれた。
 「慣れない環境のストレスで寝不足になったり、体調を崩したりする人がいる」と被災者を気遣う高橋さん。「ヨガを通じて少しでも開放的な気分になってほしい」と期待する。
 教室は午後7時半~8時半で次回は20日。一般受講者の参加料は1回1500円(初回体験は1000円)。連絡先は高橋さん090(9631)0765。