秋田県湯沢雄勝広域市町村圏組合消防本部(秋田県湯沢市)の救急車が9日に出動先を間違え、現場到着が約4分遅れたことが10日、分かった。心肺停止状態と通報があった湯沢市の女性患者(96)は搬送先の病院で死亡が確認された。医師からは遅れとの因果関係はないと説明されたという。同消防本部は9日、遺族に経緯を説明し謝罪した。
 同消防本部によると、9日午後2時ごろ、女性が通っていた同市の高齢者施設から119番があり、稲川分署の救急車が出動。隊員が誤って要請先から約1キロ離れた別の高齢者施設を経由し、5分後に着いた。本来は1分で到着できた。
 同消防本部の担当者は「出動する隊員が住所などが記された指令書を確認せず、口頭で行き先を伝えた別の職員も出動要請の多い高齢者施設と勘違いした」と説明した。