大相撲九州場所は12日、福岡国際センターで初日を迎える。幕内4場所目で三役入りを果たした阿武咲(青森)、8場所ぶりに再入幕した最年長関取の安美錦(同)ら、東北出身力士が土俵を盛り上げそうだ。
 阿武咲は新入幕から3場所連続の2桁勝利で西小結まで上がってきた。先場所は1横綱1大関を破って前半戦の主役と言える活躍を見せている。横綱大関との対戦が続く今場所は、絶好の腕試しの機会となる。大関とりに向けた足掛かりとしたい。
 安美錦は昨年夏場所で左アキレス腱(けん)断裂の重傷を負ってから執念の復活を果たし、西13枚目に座った。秋、夏場所で十両の優勝争いに最後まで残るなど相撲巧者ぶりは健在。昭和以降で最年長となる39歳0カ月で再入幕した場所でもう一暴れしようと躍起だ。
 先場所9勝6敗と意地を見せた宝富士(同)は3枚上げて東5枚目。共に6勝9敗と負け越した豪風(秋田)と錦木(岩手)はそれぞれ東13枚目、東15枚目に番付を落とし、正念場を迎えた。