東京電力福島第1原発事故に伴う福島県内の指定廃棄物などを富岡町の最終処分場に埋め立てる計画で、伊藤忠彦環境副大臣は13日、廃棄物の搬入を17日に始めると明らかにした。指定廃棄物の最終処分場搬入は全国で初めてとなる。
 伊藤氏は現地を訪れ、鈴木正晃副知事、富岡町の宮本皓一町長、搬入路のある楢葉町の松本幸英町長らと準備状況を確認。「福島や双葉郡の復興に不可欠な事業。安全安心の確保に最大限努力する」と説明した。
 宮本町長は「安全確保を大前提に、さらなる信頼関係構築に努めてほしい」と要望。松本町長は「丁寧な説明と報告をお願いしたい」と求めた。
 処分場では、放射性物質濃度が1キログラム当たり8000ベクレル超10万ベクレル以下の県内の指定廃棄物(見込み量約18.2万立方メートル)のほか、避難指示が出た地域などの災害廃棄物・片付けごみ(約44.5万立方メートル)を約6年で埋め立てる。双葉地方の生活ごみ(約2.7万立方メートル)も約10年で処分する。
 国は昨年、民間の最終処分場を国有化。安全協定を県と2町、富岡町の2行政区、楢葉町の1行政区と締結した。住民の反発があり結べていない楢葉町の1行政区について伊藤氏は取材に「理解いただくよう努力を続ける」と述べた。