第48回明治神宮野球大会第3日は12日、神宮球場で準々決勝4試合が行われ、高校の部は創成館(九州)静岡(東海)が準決勝に進んだ。大学の部は東洋大(東都)星槎道都大(北海道)が4強入りした。
 聖光学院(東北)は創成館に一回、3点を先制されて4-6で敗れた。静岡は春が完投し、日本航空石川(北信越)を6-4で振り切った。
 富士大(東北)は東洋大の原沢に大会タイ記録となる1試合2本塁打(8人目)を打たれ、1ー9で七回コールド負けした。星槎道都大は福田が今大会完封一番乗りを果たし、創価大(関東2)を1-0で下した。

◎3投手で9失点
 【大学】
 ▽準々決勝
東洋大(東都)1120140=9
富士大(東北)0000100=1
(七回規定によりコールドゲーム)

 【評】富士大が投打に力負けした。先発鈴木翔が3回4失点と崩れ、救援した加藤、佐々木もつかまり、3人で10安打9失点。打線は五回に嘉瀬の左前打で1点を返すのが精いっぱいだった。東洋大は原沢が2本塁打を含む3安打4打点と打線を引っ張った。

◎小林主将、大学での日本一逃す

 富士大が5年ぶりの準決勝進出を逃した。仙台育英高2年の時に神宮大会優勝を経験した小林主将は「悔しさは残ったが、神宮大会で終われたのは幸せ」と学生最後の試合をしみじみと振り返った。
 ロースコアの勝負に持ち込んで勝機を見いだそうとしたが、相手に理想的な戦いを許した。好機を生かす勝負強さ、ピンチで踏ん張れる守備と、激戦の東都で頂点に立った東洋大の底力を見せ付けられ「選手層が厚く、一人一人、プレーに余裕があった」と力の差を認めるしかなかった。
 2年後のプロ入りを目指し、来春から社会人チームに進む。「まだ実力が足りない。この悔しさを忘れずにこれからも頑張りたい」と気持ちを新たにした。

<格上攻略難しく/富士大・豊田圭史監督の話>
 格が上の相手にミスが続くと、流れを引き寄せられない。打者は飯田投手の球の質の高さを感じたと思う。直球とスライダーは分かっていても攻略が難しかった。