青森県八戸市内で生産されたブドウを使い、市内で醸造する「八戸ワイン」の仕込みが23日、サンワーズ(八戸市)が運営するワイナリー「澤内醸造」(同)で始まった。完成すれば初の八戸ワインとなり、来年1月25日にお披露目される予定。
 初日は市の関係者らにワイナリーを公開。同市南郷地区で生産されたブドウ「キャンベル」約310キロを原料に、除梗(じょこう)破砕機を使って茎を取り除き、実の部分だけを圧搾機に移し替えて搾った。出てきた果汁はタンクに移し、4週間程度を目安に発酵させるという。
 サンワーズの澤内昭宏社長(43)によると、今年の八戸ワインはスパークリングワイン2種で、750ミリリットル換算で1000本弱になる見込み。1本3000円以下に設定する考えだ。
 澤内社長は「いいワインができると思う。街の飲食店で使ってもらえば、地元の食材と一緒に提供しやすくなる」と話した。
 八戸市は南郷地区で葉タバコに変わる産業としてブドウに着目し、2014年度に「ワイン産業創出プロジェクト」を開始。生産事業者として市に認定されたもう1社の「八戸ワイナリー」は、今年は県外に醸造を委託している。