秋田県大仙市の秋田おばこ農協が2013年以降、宮城県内の米穀卸売会社との間に10億円超の未収金を抱えたままコメの取引を継続していた可能性があることが28日、分かった。同農協は年内をめどに内部調査を終え、組合員に説明する方針。
 秋田おばこ農協と調査を指導する秋田県農協中央会によると、同農協と同社は06年にコメ販売に関する契約を結んだ。12年までの取引は精算が済んでいる。
 未収金の存在は、JA全国監査機構が今年8月下旬~9月上旬に行った定期監査で指摘された。機構の指示を受け、同農協は9月上旬に内部調査を開始。これまでに、職員による横領など不正行為の形跡はなく、会計システム移行時のミスや会計処理上の不備の可能性があるという。
 秋田おばこ農協は秋田県内外の約40社との約20年分の取引に関しても、未収金などの問題がないかどうか調べている。
 同農協は大仙、仙北両市と同県美郷町が営業エリア。16年度のコメや野菜などの受託販売品取扱高は約253億円で、コメの取扱高は約196億円を占める。