秋田県由利本荘市石脇の防波堤に北朝鮮籍とみられる木造船が漂着し、成人男性8人が保護された事故で、秋田県警は28日、8人が乗っていた木造船らしき船体の一部を係留場所の近くで発見したと明らかにした。一部はクレーンで引き揚げた。
 県警などによると、木造船の一部とみられる船首や船尾などが27日午後、係留場所近くの消波ブロックに引っ掛かっているのを見つけた。天候が回復した28日朝から県警や秋田海上保安部、民間のダイバーが潜るなどして船体の一部をチェーンソーで切断したり、海中の破片を回収したりした後、クレーンの近くまでボートで運んだ。
 県警は23日深夜、不審者がいるとの通報を受けて船を発見。乗っていた8人から「北朝鮮から漁に出たが船が故障した」との説明を受け、保護した。25日朝、船が係留場所からなくなったことを確認した。
 県警や海保などは、雪の重みで沈んだり、風や波で流されたりした可能性が高いとみて、民間の漁船をチャーターするなどして捜索していた。26日には男鹿市の海岸にも木造船が漂着、船内から8人の遺体が見つかった。